【不動産知識】路線価とはなにか?

毎年7月1日に国税庁が「路線価」というものを発表しています。 では、「路線価」とはいったいどのようなものなのでしょうか。 どのように税金と関係してくるのかを解説していきます。

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1.路線価と税金の関係は?

「路線価」には、相続税路線価と固定資産税路線価があります。
それぞれに対応する、税金を計算するときに使います。

・相続税路線価:相続税、贈与税の計算に使用
・固定資産税路線価:個性資産税の計算に使用

土地の価値としては、時価というものから計算をすることもできますが、全ての土地を時価で計算すには労力が掛かります。
また、いつ測ったかによっても変わってしまいます。

そのため、道路に値段をつけたのが「路線価」となります。
この道路とは、私有地などの私道ではなく公道のことを指します。
値段が付いた道路に接している土地の面積を掛けて、その土地の相続時の評価をしています。

7月1日に発表された路線価は、1年間同じ金額になります。
しかし、全ての土地に路線価があるわけではありません。
定められるのは、主に市街地の宅地になります。
郊外の宅地や森林、山林、農地には路線価が付かない場合が多くあります。

2.路線価はどうやって調べることができるのか?

それでは、「路線価」はどのように調べることが出来るのかみていきます。
国税庁が公表する「路線価図」に掲載されています。
国税庁 路線価図・評価倍率表(参照:国税庁HP)

「路線価図」のページにしたがって進んでいくと、調べたい地域を選択することが出来ます。
実際に東京都品川区の一部がこちらになります。

(参照:国税庁「路線価図」東京都品川区31010)

見慣れない記号などが多くありますが、左上に記号の見方も記載されています。
拡大した画像がこちらです。

不動産や土地の売却を検討される前に、現在の路線価を調べておく事をお薦めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は所有されている不動産、土地の価値を知るための「路線価」というものを紹介しました。
「路線価」は査定を行う時の目安になりますが、最終的な査定額は様々な要因で決定します。不動産、土地の売却をご検討の方はお気軽にご相談ください。
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