【暮らしの知識】専有部分ってどこのこと?

マンションににお住みの方には、「専有部分」と「共有部分」というものがあります。 普段使われている部分がどちらに属しているのか、ご存知でしょうか。 トラブル回避のためにも、事前に知っておきましょう。 今回は「専有部分」について解説していきます。

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1.専有部分はどこからどこまでなのか?

「専有部分」とは、居住空間のことを指します。

普段生活をしている、壁や床、天井に囲まれた部屋の事です。
しかし、壁や床はマンション自体にあたるため共有部分となります。
物件を購入している場合は、専有部分にあたる壁紙の張替などは自由に行うことが出来ます。

基本的には住居空間をさしますが、判断が付きにくい部分が多いことも確かです。
判断しにくい部分について、どこが専有部分に当たるのか見ていきましょう。

■隣り合う住居空間での壁のリフォームは出来ない。

隣り合う物件を購入し、壁を取り除いて一つの住戸にすることは原則的に出来ない事になっています。
なぜなら、壁や床自体はマンションの共有部分に当たります。そのため、削ったり取り除くようなリフォームを行うことはできません。

■玄関扉は専用部分(正確には専用使用部分)と共有部分に分かれている。

もし玄関扉を変えたいという場合、玄関自体は特定の住居者が使うとこを許可されている「専用部分」という位置づけになります。
そのため、部屋側の玄関扉は塗装を変えることが出来ますが廊下側の玄関扉を変えることはできません。
錠の部分は専有部分になりますが、変更したい場合は管理会社や管理組合に問い合わせをしましょう。

専有部分で行えることについて知っておくことで、近隣の方と気持ちのいい生活を送ることが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
意外と専有部分と思っていたものが共有部分に当たることもあります。
普段生活している部分が、専有部分なのか共有部分なのか認識し出来ることを知っていればトラブル回避も簡単になります。

何かをさせる前には、お住まいのマンションの規約を確認してみましょう。
不明な点があれば、管理会社や管理組合に確認を取ることが一番です。

もしその他、お悩みのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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