【暮らしの知識】礼金とはなにか?

賃貸物件に引っ越しをするときに、初期費用の一種に「礼金」というものがあります。 そもそも、「礼金」とはなにか?「敷金」とはなにが違うのか? 今回は「礼金」について分かりやすく解説していきます。

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1.礼金は戻ってこない!何のためのお金か知っておこう!

所説ありますが、礼金とは「貸主に対するお礼のお金」です。
部屋を貸してくれてありがとうございます。という感謝の気持ちを表すお金になります。

震災で家を失った人が多く貸主に優先的に部屋を貸してもらった謝礼金として、渡していたという説もあります。
他には、高度経済成長期に地方から単身上京して集団生活する子供の親御さんが貸主に「ご厄介になります」という意味合いで渡していたとも言われています。

どのような説にしろ、貸主に対する「お礼のお金」というものになります。
そのため、「敷金」とは違い退去時に返ってくることはありません。
敷金と礼金の違いをまとめてみました。

■敷金

支払う理由:退去時の原状回復費用。
返金の有無:退去時に原状回復に使って費用を差し引いて返金される。

■礼金

支払う理由:貸主に対するお礼のお金。
返金の有無:返金はされない。

2.相場や交渉は可能?礼金について知っておきたいこと

そもそも、礼金とは住宅不足だったころに根付いた習慣になります。
今では、住宅あまりになる地域もあるぐらいです。
抑えられるなら、初期費用は押さえたいところですね。
礼金の相場や交渉が可能なのかご説明します。

まず、礼金の相場についてです。
基本は、家賃の1~2ヶ月となります。
1ヶ月分の礼金を定めている賃貸が多く見受けられます。
もともと礼金なしの賃貸物件も増えてきています。

礼金の金額交渉も行うことは可能です。一度支払ったら戻ってこないので、なるべく安く抑えられた方が借主としては嬉しいところです。
希望の礼金額に近づけるためには、周囲の物件の礼金相場を確認しておくことをお薦めします。
周囲の物件の礼金より高く設定されている場合はや、長く入居者がいない場合は交渉がしやすくなります。

まとめ

礼金とは何かという事と、事前に知っておきたい事ついてまとめてみました。
昨今の賃貸物件には、敷金礼金が片方ないものやどちらの初期費用も発生しないゼロゼロ物件というものもあります。

初期費用が低いことは、借主には嬉しいことですが事前にその理由は調べておくと良いでしょう。
共有設備が古い場合や、風呂トイレが各部屋になく共有設備になっている場合もあります。

事前に調べて、納得のいく物件をみつけましょう。
もしその他、お悩みのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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