【不動産知識】建築面積とはなにか?

不動産購入の際に「建築面積」という言葉が目に留まります。 他にも「延べ床面積」「敷地面積」などの専門用語があります。 今回は、「建築面積」をメインにそれぞれの関係性を簡単に説明します。

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建築面積とは何か?どのように求めることができるのか

建築面積を簡単にいうと「建物を真上から見た時の面積」のことを指します。
一般的には、建物の1階部分の面積が該当します。
ですが、1階よりも2階の方が面積が広ければ、2階部分が該当します。
しかし、広いバルコニーやベランダがある場合は「1階部分(2階部分)の面積=建築面積」になりません。
建物と別に飛び出た部分を支える柱があるか、無いかで建築面積の求め方が変わってきます。

■柱がないバルコニーなどの場合

柱がない場合の求め方は簡単です。
建物の外側の壁から1m以上突き出ていなければ、バルコニーなどがない状況と同じ計算をします。
つまり、「1階部分(2階部分)の面積=建築面積」となります。
外側の壁から1m以上突き出ている場合は、バルコニーなどの先端から1mさがった部分を建築面積に入れます。
図で見ると〇色の部分までを建築面積とします。

■柱があるバルコニーなどの場合

バルコニーなどの飛び出ている部分を支える柱があるときは、建築面積の求め方が少し違います。
柱の部分を含めて、バルコニーなどの先端から1mさがった部分までを建築面積とします。

延べ床面積・敷地面積の違い

不動産用語の中には「建築面積」以外にも〇〇面積という言葉がいくつもあります。
簡単にそれぞれの用語についてご説明します。

・延べ床面積
建物の各階の合計床面積のことです。建物面積ということもあります。
バルコニーがある場合は、先端から2mまでの部分は延べ床面積に含まれません。
他にも「吹き抜け」や「ロフト」は延べ床面積に入りません。(ロフトは、天井高が1.4m以下。ロフトのある階の2分の1以下の面積で、はしごが固定されていない場合は含まない。

・敷地面積
建物が建っている。もしくはこれから建物を建てる面積の事です。
ですが、建物を建てる場所が斜面になっている場合も多いため、水平投影面積というのが適用されます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積のことです。
斜面があっても、水平として測った面積のことを指します。

建築面積、延べ床面積、敷地面積は建ぺい率と容積率を出すのに必要となります。
建ぺい率と容積率については詳しくは、【不動産知識】建ぺい率とはなにか? にてご説明します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は建築面積をメインに、建物を建てるときに知っておきたい専門用語についてご紹介しました。
購入した土地に建物を建てるなら、事前にどれだけの上物が立てられるのか調べてみましょう。

もしその他、お悩みのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。


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