街を歩いていると建物が建っていない土地を見て「いつの間にか更地になってる」とか思うことはないでしょうか?
まずは、更地の定義から。
更地というのは
建物や建築物がなく、使用収益を制約する権利のない土地のことを言います。
例えば、耕作されてない農地・樹木のない山林は更地とは言えません。
なので、そこに建物が建っていないだけでは更地とは言えないのです。
少し紛らわしいのが、「宅地」と「整地」です。
全て何もないまっさらな土地のことを示しそうですが、実は違うのです。
宅地と聞くと、すでに建物が建てられている土地のことを指すように思うかもしれませんが、
宅地とは「建物を建てる目的で取引されている土地」のことを言うので、建物が建っていなくてもその土地に建物が建つ予定であれば ”宅地”と呼びます。
宅地の中でも、建物が建っていない土地のことを更地と呼びます。
では、整地と更地の違いとはなんでしょうか?
こちらも両方とも建物の建っていない土地をイメージされるかもしれませんが、この2つも明確な違いがあります。
整地とは、
建物を解体したあとに、大きな石や木くずなどを取り除いて重機で土地を踏み固める「転圧作業」を行なった土地のことを呼びます。
この作業は業者によってもさまざまなので、転圧作業をする際はしっかりと作業内容を確認して見積もりを取ることをオススメします。
土地の売買をする際は、更地にするか古家を残しておくか、しっかりと見極めましょう。
土地の売買をする際は、更地にしているか、整地になっているか、建物が残っているかで地価が変わってきます。
それぞれにおいてメリット・デメリットがありますので、どの状態がいいとは言い切れません。
ですが、更地・宅地・整地について、しっかりと土地の状態の違いを理解しておくことは大切です。
ぜひ、この違いをしっかりと把握したうえで土地の売買について検討されてみてはいかがでしょうか。
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